この記事の結論

Unitree H1は、Unitree Robotics(中国・杭州)が2023年8月に発表したフルサイズ汎用ヒューマノイドロボットです。公式ストア(shop.unitree.com)を2026年9月17日に確認すると、商品名自体が「Unitree H1(Contact us for the real price)」となっており、本体価格は非公開で個別の問い合わせが必要です。一方、同社の小型モデルUnitree G1は13,500ドル、上位モデルG1 Proは21,500ドルと公式に金額が明記されており、H1だけが価格非公開という点がこの機種の最大の特徴です。身長約180cm・体重約47kgという公式スペックと、日本の正規窓口TechShare株式会社の問い合わせ先もあわせて確認しました。

Unitree H1の価格は非公開|結論と確認できたこと

「Unitree H1 価格」で検索すると、「9万ドルから」「約1,350万円」といった具体的な金額が並ぶページを多く見かけます。しかし2026年9月17日にUnitree Robotics公式ストア(shop.unitree.com)を実際に開くと、H1の商品名そのものが「Unitree H1(Contact us for the real price/実際の価格はお問い合わせください)」になっており、価格欄の90,000ドルという表示には「これは実際の価格ではない」という注記が商品名自体に組み込まれています。

本記事は、Unitree公式サイト(unitree.com)・公式ストア(shop.unitree.com)・日本の正規代理店TechShare株式会社の公式サイトを2026年9月17日に直接確認し、一次情報として確認できた事実だけをまとめたものです。推測の金額は書いていません。

2026年9月17日時点でわかっていること

  • Unitree H1の本体価格は非公開。公式ストアの購入導線も「Add to Cart」ではなく「Contact Sales(問い合わせ)」になっている。
  • 同じUnitreeの小型モデルG1は13,500ドル、上位モデルG1 Proは21,500ドルと公式ストアに確定価格が明記されている。H1だけが特別に非公開。
  • 身長約180cm・体重約47kg・自由度(脚部5、腕部4)・最大トルク360N・mなどの公式スペックはunitree.comで確認できる。
  • 日本国内の問い合わせ窓口はTechShare株式会社(東京都江東区)。同社の公式サイトにもH1専用ページはあるが、こちらにも価格の記載はない。

Unitree H1の価格が「非公開」と言える根拠|公式ストアの表示を確認

Unitree Roboticsの公式ストア(shop.unitree.com)で「Humanoid Robot」カテゴリーを開くと、同社が扱う人型ロボットは次のように表示されます(2026年9月17日確認)。

商品名(公式ストアの表示どおり)価格欄の表示購入ボタン
Unitree G1From $13,500.00 USDAdd to Cart(即購入可)
Unitree H2$29,900.00 USDContact Sales(問い合わせのみ)
Unitree H2 Plus$100,000.00 USDContact Sales(問い合わせのみ)
Unitree H1(Contact us for the real price)$90,000.00 USDContact Sales(問い合わせのみ)

各商品ページのHTMLを直接確認すると、実際に購入できる「Add to Cart」ボタンが機能しているのはG1(無印・Pro)だけでした。H2・H2 Plusも価格欄には確定した数字(29,900ドル/100,000ドル)が表示されますが、商品ページの購入ボタンはH1と同じ「Contact Sales: sales_global@unitree.cc」へのリンクのみで、カートに入れて即決済する導線は存在しません。その中でもH1だけが特別なのは、商品名そのものの中に「Contact us for the real price(実際の価格はお問い合わせください)」という一文が公式に組み込まれている点です。H2・H2 Plusの商品名にはこの注記が無く、価格欄の数字がそのまま参考価格として提示されているのに対し、H1は価格欄の90,000ドルという数字自体に「これは実際の価格ではない」という注記が商品名を通じて付いています。トップページのH1紹介文も「Embodied AI, Price below $90k(9万ドル以下)」という上限を示す表現にとどまっています。

「90,000ドル」は実勢価格ではない

商品ページに表示される90,000ドルという数字は、Unitree自身が商品名で「実際の価格ではない」と明言している参考表示(プレースホルダー)です。本記事ではこの数字を「H1の価格」として扱わず、円換算も行っていません。実際の見積もりは個別の問い合わせでのみ確認できます。

日本の正規代理店であるTechShare株式会社の公式サイトにあるH1専用ページ(techshare.co.jp)にも、価格・費用に関する記載は一切ありません。仕様紹介の後は「お問合せ先」の案内のみで終わっており、Unitree本社の公式ストアと同じく問い合わせ制であることが日本側の情報源でも裏付けられます。

価格が公開されているUnitree G1・G1 Proとの違い

Unitreeは、ヒューマノイドロボット市場の中では珍しく本体価格を公式サイトに明記しているメーカーです。ただしそれが当てはまるのは小型モデルのG1系であり、フルサイズモデルのH1には当てはまりません。公式ストアの商品ページ(shop.unitree.com/products/unitree-g1)を確認すると、G1には「G1」「G1 Pro」の2つのバリエーションがあり、それぞれ確定価格が設定されています。

モデル公式価格(米ドル)参考円換算購入導線
Unitree G113,500ドル〜約209万円公式ストアでAdd to Cart可(即購入)
Unitree G1 Pro21,500ドル約333万円同上
Unitree H1非公開(換算不可)Contact Sales(問い合わせのみ)

参考円換算は、欧州中央銀行公表レートを集計するfrankfurter.devで確認した2026年9月16日時点のレート(1米ドル=155.05円)で単純計算したものです。実際の請求額はクレジットカード会社が適用するレートや、日本への輸入時にかかる関税・消費税によって変わるため、あくまで目安としてご覧ください。またG1の商品ページには「本製品は二次開発に対応していません。カスタマイズが必要な場合はEDUエディションをお選びください」という注記があり、研究開発用途のEDUエディションは価格非公開でセールスチームへの問い合わせが必要な点にも注意してください。

Unitreeの機種全体の価格状況(Tesla Optimus・Figure・Boston Dynamics Atlasなど他社との比較を含む)は、ヒューマノイドロボットの価格ガイドで公式情報だけをもとに整理しています。G1単体の詳しいレビューはUnitree G1の価格・スペック・レビューをご覧ください。

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Unitree H1の公式スペック|身長・重量・自由度・速度

Unitree公式サイトのH1製品ページ(unitree.com/h1/2026年9月17日確認)に掲載されている仕様は次のとおりです。価格の記載はこのページにも一切ありません。

項目Unitree H1(公式表記)
身長約180cm
体重約47kg
ピークトルク密度189N・m/kg
最大ジョイントトルク360N・m
各脚の自由度5(股関節×3+膝×1+足首×1)
各腕の自由度4(拡張オプションあり)
バッテリー容量864Wh(15Ah・最大電圧67.2V)、交換式
センサー構成3D LiDAR+深度カメラ(360度の空間認識)
本体寸法(1520+285)mm×570mm×220mm
大腿部+下腿部の長さ400mm×2
腕の長さ(上腕部+前腕部)338mm×2

公式サイトには、走行速度や制御コンピューターの性能について複数の記載があり、参照するページによって数字が異なります。購入・導入の前提にする際は、下記の食い違いを踏まえたうえで、必ず問い合わせ時に最新仕様を確認してください。

情報源によって異なる数値(走行速度・制御コンピューター)

項目unitree.com(英語・本社公式)TechShare(日本正規代理店)
歩行速度Moving speed of 3.3m/s(世界記録と表記)歩行速度 1.5m/s
潜在的な最大速度Potential mobility > 5m/s潜在的運動能力 5m/s
制御・認識コンピューター標準: Intel Core i5(プラットフォーム機能用)/ i7(ユーザー開発用)、オプション: Orin NXなど複数ブランドから選択可2 × Intel Core i7-1265U(オプション)
足首の最大トルク約59N・m約45N・m

TechShareのH1専用ページは、同社が2023年開催のUnitree Developer Conferenceを紹介するなど比較的古い時期に作成されたコンテンツで構成されており、本社公式サイト(unitree.com)で案内されているOrin NXオプションなど最新の仕様が反映されていない可能性があります。本記事では両方の数値をそのまま併記し、どちらが最新かを断定していません。導入を検討する場合は、問い合わせ時に現時点の仕様書を直接取り寄せることをおすすめします。

公式発表に見る走行速度の記録(3.3m/s〜10m/s超)

Unitree公式サイトの企業沿革ページ(unitree.com/about/2026年9月17日確認)には、H1の走行性能に関する複数の公式発表が時系列で記載されています。

  • 製品仕様としての基準値: 「Moving speed of 3.3m/s(世界記録)」「Potential mobility > 5m/s」(unitree.com/h1のスペック表)
  • 2025年8月14〜17日: 北京で開催された第1回World Humanoid Robot Gamesで、Unitree H1が最高速度5m/s超を記録(同社チームが1500m・400m・100mハードル・4×100mリレーで金メダル獲得)
  • 2026年4月11日: 「Unitree's H1 humanoid robot exceeded a top running speed of 10 m/s, once again setting a new world record(H1が最高走行速度10m/sを超え、再び世界記録を更新した)」との発表

つまり「3.3m/s」は製品カタログ上の基準スペックであり、大会や記録走行イベントではそれを大きく上回る数値が公式に発表されています。カタログスペックと記録走行の数字を混同しないよう注意してください。

H1とG1の違い|価格の公開状況とサイズ・自由度

UnitreeのヒューマノイドラインナップでH1とG1を比べると、最も大きな違いは体格と価格の公開状況です。

項目Unitree G1Unitree H1
価格13,500ドル〜(公式ストアに確定価格あり)非公開(問い合わせ制)
身長・体重1320×450×200mm(起立時)、約35kg約180cm、約47kg
総自由度23(EDUエディションは23〜43)脚部5×2+腕部4×2(本体スペック表に総数の記載なし)
購入方法公式ストアでAdd to Cart、即決済可公式ストア・TechShareともにContact Sales(問い合わせ)のみ

G1はunitree.com自身が「Humanoid agent AI avatar」と位置づける小型・普及モデルで、公式ストアの購入ボタンから確定価格のまま即座に注文できます。一方のH1は、本体寸法・自由度ともにG1より一回り大きい「フルサイズ汎用ヒューマノイド」で、2023年8月にUnitreeが公式に「同社初の汎用ヒューマノイドロボットであり、中国で走行可能な世界初のフルサイズ汎用ヒューマノイドロボット」として発表したモデルです(unitree.com/about)。カタログ購入ができるG1に対し、H1は個別見積もりが必要な産業・研究向けの位置づけになっていると読み取れます。

なお、unitree.com/h1にはH1の上位仕様として「H1-2」(身長約178cm・体重約70kg・自由度27)も掲載されていますが、公式ストアの商品選択肢には2026年9月17日時点で「H1」のみが表示され、H1-2を独立した商品として選んで購入する導線は確認できませんでした。H1-2に関する価格・購入方法も、H1と同じ問い合わせ窓口に集約されているとみられます。

日本で買えるか|TechShareの取扱いと問い合わせ窓口

Unitree公式ストアの配送先選択メニューには「Japan(USD $)」という項目があり、決済通貨は米ドルのままですが日本を配送先として選ぶこと自体は可能です(2026年9月17日確認)。ただしH1は前述のとおりカート購入の対象外で、Contact Salesから個別に日本への発送可否・費用を確認する必要があります。

日本国内の窓口としては、TechShare株式会社(東京都江東区東陽5-28-6)が公式サイト上で「Unitree Go2 R&D日本総代理店」を名乗り、Unitreeのヒューマノイドロボットを含む取扱製品ラインナップを公開しています。同社は「Unitree Supported Partner Program」というパートナー制度を「TechShareが正規代理店として展開する」プログラムと自社サイトで説明しており、H1についても専用の紹介ページ(techshare.co.jp/product/unitree/unitree-h1/)を公開しています。

TechShare株式会社 Unitreeチームの問い合わせ先(公式サイト記載)

  • 住所: 〒135-0016 東京都江東区東陽5-28-6 TSビル
  • 電話: 03-5683-7293
  • メール: unitree@techshare.co.jp

2026年9月14日には、TechShareがGMO AI&ロボティクス商事株式会社と資本業務提携を結び、「Unitree製ロボットの国内普及とフィジカルAI産業の社会実装を共に牽引」すると発表しています(販売・技術サポートから保守・ソリューション開発まで連携、とTechShare公式サイトのニュース欄に記載)。日本国内での取扱い体制は今後も変化する可能性があるため、最新の窓口はTechShare公式サイトのニュース欄で確認することをおすすめします。

なお、TechShareサイト内の製品ナビゲーション一覧(GO2・GO1・B2・B1・A2・H1-2・H2・G1・R1など)には「H1-2」は表示されていますが、単体の「H1」は一覧に出てきません。それでもH1専用ページ自体は2026年9月17日時点で閲覧可能で、内容も削除されていません。取扱いの現況は問い合わせ時に確認するのが確実です。

Unitree H1の価格を問い合わせる方法

2026年9月17日時点で公式に確認できる問い合わせ窓口は、大きく分けて2つです。

窓口連絡先対応言語の目安
Unitree Robotics本社(公式ストア経由)sales_global@unitree.cc(shop.unitree.com/products/unitree-h1のContact Salesリンクから)英語・中国語が中心
TechShare株式会社(日本国内正規窓口)unitree@techshare.co.jp/03-5683-7293日本語

公式ストアのH1商品ページ・TechShareのH1紹介ページのいずれにも、送料・関税・保守費用などの内訳は掲載されていません。個別見積もりの内容は案件ごとに異なるとみられるため、本記事では確認できない費用の目安を断定的には示さず、各窓口へ直接問い合わせることをおすすめします。

Unitree H1に関連する仕事を探すには

Unitreeのようにヒューマノイドロボットを開発・販売するメーカーや、日本国内でその導入・保守を担う企業では、関連職種の採用が続いています。具体的な年収水準は本サイトの別記事で公的統計・有価証券報告書などの一次情報をもとに解説しているため、本記事では数値を重複掲載せず、リンクでご案内します。

UnitreeとG1・H1に関する求人・キャリア情報を横断的にまとめた記事として、Unitree H1・G1関連の求人ガイドもあわせてご覧ください。Unitree以外の主要メーカーの動向は日本のヒューマノイドロボット関連企業まとめ中国のヒューマノイドロボット企業まとめで整理しています。

出典・参考情報

最終更新日: 2026年9月17日。価格・取扱い状況は変更される可能性があります。導入を検討される場合は、必ずUnitree公式サイトまたはTechShare株式会社の最新情報をご確認ください。本記事内の円換算は参考値であり、実際の請求額を保証するものではありません。